中東地域の情勢緊張に伴い、原油や天然ガスなどのエネルギー価格が上昇しているとの報道があり、電気料金への影響についてお問い合わせをいただいております。
本ご案内では、日本の電気の作り方(電源構成)や燃料の輸入状況を踏まえ、現時点で考えられる影響についてご説明いたします。
■日本の電気はどのように作られているか
日本の電気は主に次のような方法で作られています。
・天然ガスを使った発電(LNG火力) 約30〜40%
・石炭を使った発電 約30%前後
・太陽光・風力・水力などの再生可能エネルギー 約20%前後
・石油を使った発電 数%
・その他(原子力など)
現在、日本の発電は複数の燃料を組み合わせて行われており、特定の燃料だけに依存している状況ではありません。
■天然ガス(LNG)の輸入先について
日本の発電で多く使用されている天然ガスは海外から輸入していますが、その輸入先は分散されています。
主な輸入先は
・オーストラリア 約40%
・マレーシア 約15%
・ロシア 約10%
・アメリカ 約9%
・その他東南アジアなど
となっており、中東地域への依存は約15%程度とされています。
また、中東から運ばれる燃料の多くはホルムズ海峡という海上ルートを通りますが、
ホルムズ海峡を通過するLNGは、日本全体の輸入量のうち約6%程度とされています。
このため、今回の中東情勢が直ちに日本の電力供給に大きな影響を与える状況ではないと考えられています。
■今回の中東情勢による影響について
現在の情勢では、原油やLNG(発電に使う天然ガス)の価格が上昇する可能性が指摘されていますが、日本は長期契約による燃料調達や一定の在庫を保有しているため、直ちに電力供給が不足する状況ではありません。
また、経済産業省からも、電気料金は一般的に2〜4か月前の燃料価格を基に算定される仕組みであるため、今回の燃料価格上昇がすぐに電気料金へ反映される状況ではないとの見解が示されています。
■電気料金の仕組みについて
電気料金には、燃料価格や電気の仕入れ価格に応じて変動する仕組みが含まれている場合があります。
例えば
・燃料費調整額(燃料価格に応じて変動する部分)
・電源調達調整費(電気の仕入れ価格に応じて変動する部分)
などがあり、契約内容によっては、市場価格や燃料価格の変動が料金に影響することがあります。
経済産業省からも、小売電気事業者に対し、こうした料金制度の仕組みや変動の可能性について、需要家へ丁寧に説明するよう通知が出されています。
■弊社の対応について
弊社では現在の国際情勢および国内の電力市場の動向を継続的に確認しながら、電源の確保および価格変動の抑制に努めております。
現時点で直ちにお客様へ一律の対応をお願いする状況ではありませんが、市場環境の変化によっては、ご契約内容や料金の仕組みについて個別にご説明をさせていただく場合がございます。
ご契約内容についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
今後も正確な情報提供に努め、安心してご利用いただけるよう対応してまいります。
玉野電力